パソコンを購入するとき、「MacとWindows、どっちがいいんだろう?」と悩んだことはありませんか?
また、「MacとWindowsのOSにはどんな違いがあるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
OSが違うと、操作性や使える機能、向いている用途 に大きな違いが出てきます。
そのため、事前に特徴を知っておくことで、「思っていた使い方ができない…」と後悔するリスクを減らす ことができます。
また、「MacとWindowsのOSにはこんな違いがあるのか!」と新たな発見につながるかもしれません。
この記事では、
✅ そもそも「OS」とは?
✅ MacOSとWindowsの特徴や違い
✅ MacとWindowsのメリット・デメリット
について詳しく解説していきます!

私はMacBookもWindowsもどちらも使用しているので、それぞれの良い点・気になる点をお伝えします。
補足:今回比較するのは最新のMacOS15 SequoiaとWindows11を基準にして話を進めていきます。
OSって何?


まずはOSというのは何なのかについて簡単に解説していきます。
OSとは、Operating System(オペレーティング・システム)の略称で、ハードウェア(パソコン)で作業をしたり操作するのに欠かせないシステムになります。
OSの具体的な機能として、
- アプリケーションの管理と実行
- キーボードで文字入力
- キーボードやマウスの操作
- メモリやファイルを管理
- イヤフォンやマウスといった周辺機器とパソコンの連携
- 視覚的な操作環境(GUI)
- ネットワークの管理
といった感じでハードウェア(パソコン)を操作したり、ソフトウェアやシステムの管理したりと幅広い役割を担っています。
OSの種類
OSはwindowsやMac以外にも何種類か存在します。
その他のOSとして、Linux、Chrome、Unix、iOS、Androidなどがあります。
このようにパソコン以外にもスマホでも同様にOSが搭載されています。
MacとWindowsで搭載されたOSの違い


OSによって開発している会社が違うため、機能面や操作性などにも違いが出てきます。
その中でもMacとWindowsのOSの違いについて比較してみましょう。


MacOSの特徴

macOSはApple社が独自開発したMac専用のOSです。
特徴としては、
- 直感的に操作ができるように設計されている
- XProtectやGatekeeperなどの組み込みセキュリティ機能が搭載されている
- プライバシー保護機能
- 画面が綺麗に見えるような機能が搭載されている「アンチエイリアスやRetinaディスプレイなど」
- Apple製品との連携がスムーズ
- 2001年以降の” Mac OS X 10.0 “ からはUNIXというOSがベースで作られている
- プログラミング言語は「C言語」「C++」「Objective-C」「Swift」「AppleScript」などが使用されている
といった特徴があります。


Windowsの特徴

Windowsはマイクロソフト社が開発したOSです。
特にパソコンを使ったことがある方にとってwindowsは知っている、馴染みがあるという方も多いのではないでしょうか?
特徴としては、
- 直感的に操作ができるように設計されている
- 標準搭載されているWindows Defenderのセキュリティレベルが有料セキュリティソフトと同等の性能
- Windows Defenderにはプライバシー保護機能も付いている
- 仕事からゲームまで幅広い用途で使える
- 様々な機器との互換性が高い
- マイクロソフト社が開発したMS-DOSというOSをベースに1985年11月20日に” Windows 1.0 “をリリース
- プログラミング言語は「C言語」「C++」「C#」「Visual Basic .NET」などが使用されている
このような特徴があります。
このように「直感的に操作ができるように設計されている」と言っても
GUIのデザインが違う関係で表示画面が少し違ったり、搭載されたセキュリティの違いなどなどOSによって様々です。
macOSとWindowsOSの違いまとめ
以下の表にこれまでで解説したMacOSとWindowsの主な違いをまとめました。
macOSの特徴 | Windowsの特徴 |
---|
直感的に操作ができるように設計されている | 直感的に操作ができるように設計されている |
XProtectやGatekeeperなどの組み込みセキュリティ機能が搭載されている | Windows Defenderのセキュリティ機能が搭載されている |
プライバシー保護機能 | Windows Defenderにはプライバシー保護機能も搭載されている |
画面が綺麗に見えるような機能が搭載されている「アンチエイリアスやRetinaディスプレイなど」 | 仕事からゲームまで幅広く使える |
Apple製品との連携がスムーズ | 様々な機器との互換性が高い |
2001年以降の” Mac OS X 10.0 “ からはUNIXというOSがベースで作られている | マイクロソフト社が開発したMS-DOSというOSをベースに1985年11月20日に” Windows 1.0 “をリリース |
プログラミング言語は「C言語」「C++」「Objective-C」「Swift」「AppleScript」などが使用されている | プログラミング言語は「C言語」「C++」「C#」「Visual Basic .NET」などが使用されている |
Macとwindowsのメリット・デメリット
MacとWindowsどちらのOSもメリット・デメリットがあります。
用途に応じて使い分けたり、どんな使い方を想定しているのかで購入するパソコンを選ぶ際の基準になります。
Macとwindowsのどちらにも得意・不得意があるため、
ここからはOSによってのメリット・デメリットについて解説していきます!



中にはOSと関係ないじゃん!と思う内容も含まれているかもしれませんがその際はご了承ください😅


MacOSのメリット

- 購入する際のパソコン選びに苦労しない
- セキュリティが強力
- 初心者でも操作がしやすい
- 画面が綺麗
- MacでもWindowsを使う手段がある
購入する際のパソコン選びに苦労しない
Appleが販売しているMacBookは「MacBook Air」と「MacBook Pro」の2種類のみです。
Windowsのように選ぶ際に何十種類もの中から性能や使用用途に応じて探す必要が少なくシンプルなので、
パソコン探しの負担が少なくて済むというメリットがあります。
セキュリティが強力
Macには標準で強力なセキュリティ機能が搭載されており、ウイルスやマルウェアの脅威からユーザーを守ってくれます。
主なセキュリティ機能には、以下のようなものがあります。
- 「マルウェア対策」
- 「危険なアプリ・ソフトウェアのインストールを制限」
- 「Mac内のデータ暗号化」
- 「プライバシー保護」
XProtect(マルウェア対策)
Macに内蔵されたマルウェア対策エンジンで、悪意のあるプログラムを検出・ブロックしてくれます。
またアプリやファイルのアップデート時にもマルウェアを発見したら自動的に実行をブロック・削除 してくれるため、個人情報を安全に保護できます。
Gatekeeper(危険なアプリ・ソフトウェアのインストール制限)
Appleが問題がないと認証したアプリやソフトウェアのみインストール・実行できるようにする機能です。
たとえ認証済みのアプリでも、アップデート後に問題が発生した場合は実行をブロック するため、安心して利用できます。
FileVault(Mac内のデータ暗号化)
このセキュリティ機能は紛失したときに発揮する機能で、
Mac内のデータを暗号化し、盗難や紛失時の情報漏洩を防ぎます。
万が一、MacBookを紛失しても、データの流出を最小限に抑えることができます。
プライバシー保護機能
アプリがカメラ・マイク・位置情報にアクセスする際に許可を求める仕組み になっており、不正なアクセスを防ぎます。
ユーザーが各アプリケーションやサービスに対して個別に権限を設定することもできます。
特にsafariには追加でプライバシー保護機能が組み込まれており、サイト越えトラッキングからユーザーを保護します
セキュリティ機能の無料アップデート
サイバーやウィルスは日々進化しています。
appleもそれに対応するために日々進化しており、セキュリティ機能については無料でアップデートが可能です。
※ しかし2025年現在、マルウェアの脅威はさらに高度化し続けているため、追加のセキュリティ対策(VPNの使用など)が推奨される場合もあります。
初心者でも操作がしやすい
Macの操作画面もシンプルな構成でクリエイティブ以外に仕事をする場合でも、作業に集中することができます。
Windowsとは少しキーボードなどの操作性が違うので最初は慣れない部分もありますが、慣れてくるとそこまで問題なく快適に利用することができるかと思います。
他にもパソコン特有のエラーが起きにくいのがMacの特徴です。
もしもエラーが発生しても、購入後90日間は無料でアップルサポートに相談することができるので初めてパソコンを触る人でも安心して利用することができます。
画質が綺麗
これは完全に個人的な感想ですが、MacBookは画質が綺麗です。
ディスプレイ画面については好みの問題なので別に気にならないという方もいらっしゃるかもしれませんね😅
これは実際にMacに搭載されており、「Retinaディスプレイ」と「True Tone」が画質を綺麗にしている機能がOSに搭載されております。
なお注意点として全てのMacBookにこれらの機能が備わっているわけではないので少し注意が必要です。
MacでもWindowsを使う手段がある
MacBookを使いたいけどWindowsでないと困るという場面が出てくることもありますが、
Macだとそういったニーズにも対応されています。
Windowsの環境を使いたい場合、仮想環境を構築する必要があります。
中でも有名なのが、Boot Canp や Parallels Desktop といったソフトウェアになります。
これらのソフトウェアを駆使することでWindowsを購入しなくてもMacだけで完結させることが可能になります。


MacOSのデメリット

- 価格が高い(購入費・修理費)
- ストレージを増量する場合別途料金がかかる
- 高負荷になるゲームは向いていない
- Apple製品以外との連携が弱い (AirDropの機能が使えない)
価格が高い(購入費・修理費)
Macを使いたいという人の中には価格が高いことが購入する際のハードルになるかと思います。
Windowsは数万円台のモデルもある一方、MacBookは最低でも9万円前後するため、高価な買い物になりがちです。
また、修理費も高い傾向にあり、たとえば液晶修理の見積もりが約80,000円前後になったり、
場合によっては買い替えを検討するレベルの費用がかかることもあります。
ストレージを増量する場合別途料金がかかる
MacBookの内蔵ストレージを増やすには、iCloudストレージのサブスクリプション(月額150円から)を利用するか、外付けストレージデバイスを購入する必要があります。
大容量のiCloudストレージ(例:12TB)は月額9,000円程度とやや高価です。


また、データを外部デバイスやSDカードに移動したり、内部SSDをアップグレードしたりする方法もありますが、
これらにも追加コストや手間がかかります。
ただし、ストレージ問題はWindowsでも起こり得るため、どのOSでも管理が必要になりますね🤔
高負荷になるゲームは向いていない
MacBookの欠点として、EPSのような高負荷になるゲームの使用に向いていない点です。
ゲーム自体はWindowsで行うことを前提で作られているものも多く(Macに対応しているゲームが少ない)、
ゲームの最適化が進んでいない(Windowsと比べてパフォーマンスが落ちる)といったこともあります。
ゲームストアとして有名なSteamというサイトで調べてみると、
該当ゲーム12万6千ある中で、Mac対応のゲームは2万3千ほどで、かなり少ない印象でした🌀


一応、Macを使ってゲームを遊ぼうと思えば遊ぶことも可能ですが、
ゲームをメインにパソコンを使いたいという場合は素直にゲーミングPCを購入する方が良いかと思います。



最近ではAppleシリコン(Mシリーズ)向けのゲームも増えつつありますが、まだまだWindowsの方が有利そうです!
Apple製品以外との連携が弱い (AirDropの機能が使えない)
MacはiPhoneやiPadとの連携がスムーズですが、WindowsやAndroidとの互換性は低い傾向にあります。
AirDropはiPhoneやiPadのようなiOSデバイスとの間でのみ機能するため、Android端末などの連携は制限されてしまいます。
例えば、
- デバイス間でのファイル共有
- WEBサイト(URL)の共有
- 画像や動画の共有
- 位置情報の共有
といった機能が使えないのでデータを送る場合メールやWeb上で送る必要が出てきます。
Apple製品を持っていない人にとってAirDropの機能が使えないため、少し不便に感じることもあります。


Windowsのメリット

- 操作がしやすい
- 世界的シェアが大きく、幅広い価格から選択できる
- windowsに対応したゲームが多い(ゲームをするのに適している)
- 幅広いハードウェアの互換性
操作がしやすい
直感的で使いやすいグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を提供しています。
また異なるバージョン、違うメーカーのパソコンでも似たようなGUIで設計されているのでユーザーにとって操作がしやすいです。
世界的シェアが大きく、幅広い価格から選択できる
Windowsは他のOSと比べて世界的シェア率は圧倒的で、色々なパソコンにWindowsのOSが組み込まれています。
様々な企業がwindowsのOSが組み込まれたパソコンを販売して価格も幅が広いです。
そのため予算と用途に合うパソコンを選択することができます!
windowsに対応したゲームが多い(ゲームをするのに適している)
シェア率が多いことのメリットとして他にも対応windows対応ゲームが豊富であることが挙げられます。
パソコンからできるゲームのほとんどはwindowsで操作ができるよう設計されており、
ゲームをするのに最適なゲーミングPCも多く販売されているといったことも特徴になります。
幅広いハードウェアの互換性
ハードウェアとの互換性が高いとは、コンピューターシステムを構成するすべての物理的な部品同士の相性を指します。
その中でwindowsにはハードウェアとの互換性を高めるプログラムも組み込まれており、他のメーカーともハードウェアやドライバーがWindows OSとスムーズに動作できるような仕組みが設計されています。
【プログラム名:Windows Hardware Compatibility Program】
一方で、MacはApple製品同士の連携には非常に優れていますが、それ以外のハードウェアとの互換性は限定的です。
また、内部パーツの交換やカスタマイズがほぼ不可能であるため、柔軟性という点ではWindowsに劣ります。
互換性が高いWindowsでは、新しいプロセッサやグラフィックカードを簡単に導入できるため、システム全体のパフォーマンス向上や最新機能への対応が容易です。
自分好みにカスタマイズしたいという場合はwindowsに軍配が上がりそうですね。


Windowsのデメリット

- パソコンの種類が豊富すぎて選ぶのが大変
- メーカーによって初期に入っているソフトウェアがバラバラ
- 技術サポートが不十分
パソコンの種類が豊富すぎて選ぶのが大変
WindowsPCは非常に多くのメーカーから様々なモデルが販売されており、価格帯、性能、デザインなどが多岐にわたります。
そのため、初心者にとってはどのPCを選べば良いか判断が難しいく苦労することもあります。
メーカーによって初期に入っているソフトウェアがバラバラ
様々なメーカーがwindowsPCを販売していますが、初期からインストールされているアプリケーションやソフトウェアについては統一されていないため、場合によっては不要なアプリがインストールされていたりすると、Windowsパソコンのパフォーマンスを低下することになってしまいます。
購入したら初期にアプリをアンインストールする手間がかかってしまうのもデメリットになります。
技術サポートが不十分
Windows自体に関するサポートはMicrosoftから提供されますが、PC本体やプリインストールされているソフトウェアに関するサポートは各メーカーに問い合わせる必要があります。
そのため、問題解決に時間がかかったり、たらい回しにされたりする可能性があります。
windowsを使用する場合、自己解決能力が必要になることもあります。
OSの特徴とメリット・デメリットのまとめ


OSの特徴を比較
特徴 | MacOS | Windows |
---|---|---|
操作性 | 直感的に操作しやすい | 直感的に操作しやすい |
セキュリティ | XProtectやGatekeeperなどの組み込みセキュリティ機能を搭載 | Windows Defenderのセキュリティ機能を搭載 |
プライバシー保護 | 強力なプライバシー保護機能 | Windows Defenderにもプライバシー保護機能あり |
互換性 | Apple製品との連携がスムーズ | 仕事・ゲーム・カスタマイズなど幅広く対応 |
歴史 | 2001年以降、UNIXベースで開発 | 1985年にMS-DOSベースで登場 |
主なプログラミング言語 | C言語、C++、Objective-C、Swift、AppleScript など | C言語、C++、C#、Visual Basic .NET など |
メリット・デメリット
項目 | MacOS | Windows |
---|---|---|
メリット | ✅ 初心者でも選びやすく使いやすい | ✅ 幅広い価格帯から選べる |
✅ MacでもWindowsを使う方法がある | ✅ Windows対応のゲームが豊富 | |
✅ Apple製品との連携がスムーズ | ✅ さまざまなハードウェアとの互換性がある | |
デメリット | 🌀 本体・修理費が高い | 🌀 選択肢が多く、初心者は迷いやすい |
🌀 高負荷のゲームには向かない | 🌀 メーカーごとにプリインストールソフトが異なり、整理が面倒 | |
🌀 Apple製品以外との連携が弱い | 🌀 技術サポートが不十分な場合がある |
最後の一言
ここまで解説してきてMacとWindowsのOSには聞いたことがないプログラム機能が多く搭載されていることや、
MacとWindowsの良い部分と悪い部分の特徴を知ることができました!
個人的にはMacもWindowsもどちらも良し悪しがあって甲乙つけ難く、
パソコンを購入する際は「Macを使ってみたい!」「クリエイティブやがメイン」ならMacBook、「ゲーム」や「パソコンのカスタマイズをしたい」ならWindowsを購入すると良さそうです!
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