ファイルや画像などを共有する際にgoogleドライブやメール、ファイル送信サービスなどを使用している方もいらっしゃるかと思います。
ただ、頻繁にファイルを共有する場合、これらのプラットフォームを使うのは少し手間がかかって面倒だと感じることもありますよね。
その際に「SMB」というやり方を知ったけど設定段階で躓いてしまったという方もいらっしゃるかと思います。
実は、もっと簡単な設定で、かつ手間が少ないBluetooth通信という方法があります。
特に容量が小さめの画像や素材ファイルを頻繁にやりとりするであろう動画編集者やデザイナーなどは、このBluetooth通信が非常に役立つ場面が多いでしょう。
この記事ではMacとWindowsどちらも所有している私が、Bluetooth通信を使ったファイルや画像の共有を画像付きで解説していきますのでぜひ参考にしてみてください!
【この記事はこんな方におすすめです!】
- Googleドライブやメールよりもっと簡単にファイル共有をしたい方
- Wifiがない環境でもファイルの共有をしたい方
- SMBでのパスワード設定で躓いてしまった方
- Macとwindows間でのファイル共有方法を知りたい方
- SMB以外でファイル共有方法を知りたい方
Bluetooth通信の特徴【メリット・デメリット】

まずBluetooth通信を使ったファイルの共有方法のメリットデメリットについて簡単に解説していきます。
✅ Bluetooth通信のメリット【初期設定の手軽さ・Wi-Fi不要】
SMBというやり方のデメリットとして、初期設定にパソコンのパスワードが必要で、かつネットワークが必要といった部分が挙げられます。
その点、Bluetoothでは初期設定にパスワードが必要なく、手軽にファイルの共有が可能になっています。
もう1つのメリットとして、wifiが使えない環境でもパソコン同士が近くにあれば、無線通信でのファイル共有が可能であることが挙げられます。
そのため、Wifiが無い環境でもUSBなどのデバイスなしでパソコン2台あればファイルを共有することができます!
これらがBluetoothを使用したやり方のメリットになっています。
⚠️ Bluetooth通信のデメリット【通信距離・大容量ファイルは不向き】
Bluetooth通信は簡単にファイル共有ができる反面、通信距離が短く、送信できるファイル容量が大きいと時間がかかってしまうといったデメリットがあげられます。
実際に3分の動画ファイルmp4(容量:204MG)を共有した場合に、
約40分かかるといったことになりました😅

【大容量のファイルを共有したい場合】
こういった容量が大きいファイルを共有したい場合には、Googleドライブやギガファイル便のような別の手段を取ると良いでしょう。
なお、ギガファイル便以外にもファイル転送サービスを下記の記事にて紹介しているのでよければ参考にしてみてください。

どうしてもBluetoothのようなセキュリティでの盗聴などが気になるという方や、簡単にファイル共有をしたいという方は、Type-C対応のリンクケーブルを使用するのも1つの手になります。
【外出時の共有には注意】
セキュリティ面では、ペアリング済みデバイス以外からのアクセスは基本的にできません。
そして、Bluetoothのセキュリティも日々アップデートされているのでプライバシー保護やセキュリティの強化が図られており、現在ではBluetooth通信から情報を抜き取るのはかなり難しくなっています。
ですが、過去にBluetooth自体の脆弱性(BlueBorneなど)が指摘されていたことを考えると、
公共の場所での重要なファイルのやり取りには注意が必要かもしれませんね。

個人的な感想にはなりますが、
正直なところWi-fiもセキュリティでの問題は存在するので、どちらにもリスクはあるものとして利用しても良いと考えています。
やり方
では、ここからはBluetooth通信を使ってMacとWindows間でファイルを共有する方法について解説していきます!
事前設定
まずBluetooth通信をする前に設定のBluetoothをオンにしておきましょう!
オンにしておかないとBluetoothでの通信ができないので注意。




Windows編


まず初めに、Windows → MacでBluetooth通信ができるように設定していきます。
下記の順番でデバイスの追加を選択します。
“ 設定 ” ➡︎ “ Bluetoothとデバイス ” ➡︎ “ デバイスの追加 ”
“ デバイスの追加 ”をクリックしたら、
Bluetooth
「オーディオ デバイス、マウス、キーボード、電話、ペン、コントローラーなど」
の項目をクリックします。


そうすると近くにあるMacBookが表示されるので名前を確認してクリックしましょう。


Bluetooth通信の接続する際にPINコードが表示されるので、
Mac側のPINコードと同じかどうか確認してから接続しましょう。




PINの数字がどちらも同じだったら、”Mac“と”windows“共に「接続」をクリックします。
windows側で下記のように「接続済み」と表示されたら設定が完了します!


次に接続したパソコン(今回はあんこのMacBook Air)をクリックします。
関連設定の中から【Bluetooth でファイルを送信または受信する】をクリックします。
今回はWindowsからMacにファイルを共有する場合で話を進めていきます。


クリックしたら次にファイルを送信する(S)をクリックしてファイルの送信先を選択しましょう。


共有したいファイルを選択したら次へ(N)をクリックします。


これでWindowsからMacにファイルを共有することができます!
MacBook編


MacからBluetoothの設定をしていく場合は、下記の順でデバイスを追加していきます。
“ システム設定 “ ➡︎ “ Bluetooth ” ➡︎ “ 近くのデバイス ”
※なお、Bluetoothの設定をする場合はもう片方のパソコンも電源が入っている状態にしておきましょう。


【近くのデバイス】の項目に共有したいパソコンが表示されたら「接続」をクリックします。
クリックするとWindows側で「デバイスをペアリングしますか?」という表示がされるので、
「許可」を選択することで設定が完了します!
【Windows】


Mac【許可した後の画面】


MacBookとwindowsのBluetoothを接続したら次にMacにプリインストールされた ”Bluetoothファイル交換”というアプリを使用することでファイル共有ができます。


なお、「windows → Mac」なら何もしなくてもファイル共有ができて良いのですが、
「Mac → windows」でファイルを共有する場合、事前にwindows側で” ファイルを受信する(R) ”を選択した状態にしておかないとファイル共有ができないので注意が必要です。


Windows側でファイルを受信する(R)をクリックして接続の待機中という状態になったら、
Mac側でBluetoothファイル交換アプリを起動して共有したいファイルを選択します。


次に送信したいパソコンを選択して「送信」ボタンをクリックするとファイルの共有が可能になります!


ちなみに「デバイスとの接続を確立できませんでした。」と表示されてしまう場合は、windows側で「接続の待機中」となっているか確認して、再試行をクリックすると良いでしょう!
Bluetoothでのファイル送信ができていたら、Windowsの画面ではこのような画面が表示されています。
最後に保存先を指定して完了(F)ボタンをクリックしたら共有が完了です!


まとめ
【Bluetooth通信のメリット・デメリット】


【ファイル共有のやり方】
今回はBluetoothを使ったMacとWindowsでのファイル共有方法について解説していきました!
Bluetooth通信を使うことで、SMBのような初期設定の手間が少なくて簡単にファイルを共有することができます。
特に容量が小さいファイルや素材などについては今回紹介した方法がおすすめなので、
良かったら試してみてください☺️
ここまでご覧いただきありがとうございました!
コメント